埼玉県印刷工業組合 理事長
惠 勇人
私たちが事業所を置く埼玉県は印刷関連業の事業所数が800社を超え、全国第3位のポジションにあります。その中で埼玉県印刷工業組合の会員数は47社と激減し、その存在意義が問われる現状にあります。まずはこの状況を会員の皆様には強く認識していただきたいと願います。この厳しい現実の中、我々は組合としての存在価値を一から問い正さなければなりません。
この局面を乗り越え新たなステージへと成長させるために、大胆な改革を行ってまいります。そのためには理事メンバーを一新することで「新生埼印工」としてリスタートし、初年度中に「組織」「事業」「財務」の精査を見直し、そして「新規事業の立ち上げ」などの活動を行う所存です。
新規事業立ち上げの第一弾として、今期から「グランド・デザイン室」を新設し、組合としてあるべき未来を創造していきたいと考えます。
ゼロからのスタートとなりますが、価値共有を図りながらトップダウンではない強いチームを形成し、将来的には新生埼印工が業界を越え、社会にインパクトを与えるムーブメントとなることが、組合の新しい「価値」になると考えます。
決して今までの活動や歴史を否定するのではなく、普遍的な価値を正しくとらえながら新しい技術と知識を学び、知恵を組み合わせることでイノベーションを起こし、大手企業には真似のできない競争力の創出を目指します。
最後に、新生埼印工の戦略をさらに強固なものにして事業を推進してまいりますので、事業活動へのご支援ご協力をお願いいたします。